こんにちは。いわて英語塾WAN塾長の小田です。
WANは現在、キッズ英語教室(小学4~6年生)と中学生英語教室(中学1~3年生)を実施していますが、どちらの教室でも原則として宿題を出していません。
学習塾といえば「宿題必須!」というイメージが強いと思いますが、なぜ宿題を出さないのか、今日はその理由をお伝えしたいと思います。
WANで宿題を出さない2つの理由
理由①生徒によっては逆効果になる
WANで宿題を出さない理由の80%くらいは「生徒によっては宿題を出すことが逆効果だから」です。
そもそも大半の児童・生徒は、正しい勉強のやり方が身に付いていていません。
これは問題集を解かせてみれば、すぐにわかります。たとえば…
- 英単語の問題に何分も時間をかける。挙句、辞書で調べ始める。
- 解けている(合っている)自信がないのにどんどん解き進める。
- 丸つけで間違った問題は、赤ペンで写すだけ。
- 丸つけ中に見つけたケアレスミス(例えば3単現のs付け忘れやスペルミスなど)を、その場で書きなおして丸にしてしまう。
などなど。
これらの何がどう悪いのかというのはまたの機会にお話しするとして、こうした間違った勉強方法がクセになっていまっている生徒が本当に多いのです。
このような状況で宿題を出してしまうと、勉強量は増えるのに成績は伸びません。
野球で例えるなら、間違ったフォームで素振りを繰り返してしまい、どんどん打てなくなってしまうという感じでしょうか。
まずは正しい勉強法を身につけてもらうことが先決であり、そのためには間違った勉強法で宿題することをなるべく避けてもらいたいというのが塾長としての私の考えです。
ある程度以上のレベルの生徒になると宿題を出すのも効果的なのですが、そのレベルの子はわざわざ宿題として出さなくてもテキストを渡しておけば自分で考えて進めているので、やっぱり宿題はいらないというのが持論です。
理由②生徒から塾への印象が悪くなる
また、宿題というのは通ってくれる生徒からはすこぶる評判が悪い施策です。
現代の小中学生は本当に忙しく、学校の宿題、部活、学校や地域の行事、他の習い事など予定がたくさん詰まっています。
生徒からすれば、そんな忙しい合間を縫って塾に来て勉強しているにも関わらず、さらに追加で宿題が課されるわけで、これでは塾に対してネガティブなイメージを持つなと言っても難しいでしょう。
WANでは、塾からの宿題を出さないどころか、学校の宿題をWANでやることを推奨しています。(塾業界では異例の方式だと思います。)
これは、学校の授業を理解して宿題をきちんとやっていれば、それなりの実力になると考えているからです。
もしそれなりの実力に到達していないのであれば、その生徒に必要なことは「学校の授業が理解できるようになること」であり、そのためには「学校の宿題をきちんとやること」が大切です。
WANでは、まずは学校の授業についていけるよう、学校の宿題の取り組み方からしっかりサポートをします。
生徒からすれば、WANに来れば集中して学校の宿題を片付けられるわけなので、評判がよくなります。
ちなみに、WANに来て結局学校の宿題だけで終わってしまうという生徒は稀で、ほとんどの生徒は追加で問題演習ができているので、しっかり+αの学習もできています。
こうして正しい勉強法で集中して学習をする練習を重ねることで、宿題を課さなくても成績はある程度まで自然と伸びます。
まとめ
簡単にまとめると、WANで宿題を出さない理由は以下の2つです。
- そもそもきちんと宿題に取り組める生徒が少ない(特に通塾初期)
- 宿題を出すことによって生徒が塾を嫌いになってしまう
保護者からすれば、宿題が出ないことを不安に思うことがあるかもしれません。
でも少しだけお時間をください。
正しい勉強法で学習ができていれば、必ず成績は上がります。
成績があがれば勉強が楽しくなり、宿題なんてなくともしっかり勉強するようになります。
しっかり勉強すればもっともっと成績は上がります。
この好循環に入れるよう、WANで精一杯お手伝いします。